インドとの技術交流を行っています(医学研究科 脳神経外科学教室)
医学研究科 脳神経外科学の大畑建治教授(医学研究科長)をリーダーとするチームは、経済産業省からの委託事業「平成29年度 技術協力活用型?新興国市場開拓事業(制度?事業環境整備)」の一環として一般財団法人 海外産業人材育成協会 (AOTS) が実施している「インド脳神経外科治療技術普及事業」のメンバーとして、平成28年度から全インド医科大学(AIIMS)との医学交流を行っています。
今年で2年めとなるこのプロジェクトは、日本製の医療製品を用いた脳神経外科専門医向けの研修プログラムをインドで実施することで、現地での治療技術の普及および日本製品のインドでの進展を促進することを目的とするものです。本学の大畑教授をリーダーとし、他に旭川医科大学、信州大学、筑波大学などの医師、そして日本企業が参加しています。各年度とも、日本チームが現地に赴き各種トレーニングや最新医療機器の紹介などを実施する「専門家派遣」セッションと、現地の医師を日本に迎えて医療実習や企業見学等をしてもらう「受入研修」があり、充実した内容となっています。
2017年2月インド訪問時の集合写真
AIIMSにて開頭手術の技術指導を行う大畑教授(中央)
本学にてハンズオン講義を行う大畑教授(中央)
本学での研究交流の様子
本学学舎前にて(Singh先生とNair先生)
脳神経外科教授室での記念撮影
参加者の満足度も非常に高く、国際貢献および市場開拓の両方の面からも極めて有意義な活動であり、大畑教授は「このような活動がきっかけとなり、両国の友好と技術交流が進み、同時に日本経済にとっても高いメリットを得られる結果となれば大変嬉しいことです。本学における国際交流推進にもつながり、学生やスタッフへの刺激にもなります」とコメントしています。